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オートマチック車(AT車)のその他のシフトレバー
【2】(セカンド)
MT車でいう2速へのシフトダウンをクラッチ操作なしで行ってくれるのが、【2】となります。上り坂での不要なシフトアップによる失速を避けたいときに使用します。また、カーブへの侵入でブレーキを補って減速したいときや、下り坂でエンジンブレーキを使いたいときにも【2】を使用します。3速以上にシフトアップするときには、シフトレバーを【D】レンジに戻せば2速の固定が解除されます。
【L】(ロー) ローギア(1速)に固定となります。 【2】レンジの対応でも追いつかないような急な坂などで使用します。
【S】メーカーによってはスポーツを意味したり、セカンドを意味したりするレンジです。トルクコンバーター式ATの【2】レンジと同様です。下り坂でエンジンブレーキを必要としたときや、カーブの手前などでエンジンブレーキを効かせ減速したいときに選ぶレンジです。
【B】(ブレーキ) エンジンブレーキを積極的に使用するという意味での【B】です。
【S】よりもエンジンブレーキが強く効くレンジです。トルクコンバーター式ATの【L】レンジと同様です。
【M】(マニュアル) シフトアップやダウンを、マニュアルで行うときにセレクトします。【D】レンジの横に+-で記されています。
クルマによっては、シフトノブとハンドルの奥にあるパドルで操作します。マニュアル車のような運転感覚をクラッチ操作無しで行うことができるモードです。【2】【L】レンジがない場合でも、このマニュアルモードがあれば任意のギアでの固定が可能になります。
O/Dボタン(オーバードライブ)O/Dボタンは、最高速のギアを使用するか、しないかの選択をするボタンです。
通常走行ではONにしておき、高速走行時などにエンジン回転を落とし、燃費を抑えて低回転で静かに走ることができます。逆に山道などではオフにすることでエンジンブレーキを積極的に使えるようになります。